バンダイのカードダスとは別に、アマダから発売されていた「幽☆遊☆白書 PPカード」。パート1からパート4まであるシリーズです。
集めながら収録数を調べていたら、ネット上の情報と実際の枚数が合わないことに気づきました。さらに調べていくうちに、同じ番号のカードが2枚存在するという妙な事実にも行き当たりました。この記事は、その調査の記録です。
1枚ずつの表・裏画像は図鑑にまとめています。番号順に並べてあるので、探しているカードがある方はこちらからどうぞ。

アマダのPPカードとは
「カードダス」はバンダイの自販機で回すカードですが、こちらはアマダ(天田印刷加工)が出していた別のシリーズです。同じ幽☆遊☆白書のカードなので混同されがちですが、メーカーも作りも違います。
| 発売元 | アマダ(天田印刷加工) |
|---|---|
| パート数 | パート1〜パート4(全4パート) |
| 総種類数 | 190種(通し番号 No.1〜182 + ゴールド8種) |
| カードの向き | 縦向き・横向きが混在 |
| 裏面 | フルカラーのイラストとカード名が入る |
| 発売年 | カードにも台紙にも記載なし(未確認) |
発売年は、手元のカードからは確認できませんでした。当時のパッケージや台紙が見つかれば追記します。
全190種の内訳が、けっこう変則的だった
調べはじめたときに参考にしたページには「各パート42種、パート4だけ56種」と書かれていて、合計182種のつもりでいました。ところが実際に数えると合いません。
コンプリート品の出品内容と、専門店の在庫データを1枚ずつ突き合わせて出てきたのが、この構成です。
| パート | 枚数 | 内訳(通し番号) |
|---|---|---|
| パート1 | 42種 | キラ No.1〜6 / ノーマル No.7〜42 |
| パート2 | 42種 | キラ No.43〜48 / ノーマル No.49〜84 |
| パート3 | 50種 | キラ No.85〜90 / ノーマル No.91〜126 / ゴールド No.127〜134 |
| パート4 | 56種 | キラ No.127〜132・No.169〜174 / ノーマル No.133〜168 / シルバー No.175〜182 |
パート3だけが50種で、そこにゴールドのカードが8種入っています。これを数え落とすと182種になる、というのが情報が食い違っていた原因でした。
カードダスと違うのは「向き」と「裏面」
並べてみるとすぐ分かるのが、横向きのカードが多いことです。体感で3割ほど。名場面を大きく使いたいカードは横向きで作られていて、ファイルに入れて眺めたときの印象がカードダスとはかなり違います。
そしてもうひとつ、裏面にもフルカラーのイラストとカード名が入っています。カードダス本弾の裏面が対戦用のデータ面だったのに対して、こちらは裏面まで含めて「1枚の絵」として作られている印象です。
横向きの表面。
同じカードの裏面。縦向きです。
面白いのは、表が横向きでも裏は縦向きというカードが普通にあることです。上の No.60「幽助と桑原」がまさにそれで、表を横に見て、裏返すと縦に持ち直すことになります。図鑑を作るときにこれで一度レイアウトが崩れて、原因が分かるまでしばらく悩みました。
プリズムが2種類ある
キラのカードを並べていて気づいたのですが、光り方が2種類あります。全体が均一に光るものと、細かいドット柄が浮かび上がるもの。しかも同じ番号のカードで、どちらの仕様も存在します。
パート2のプリズム。キラは各パートの先頭6番に固まっています。
呼び方を調べたところ、専門店では「プリズム」「角プリズム」「擬似角プリズム」「デジタルプリズム」といった表記が使われていました。ただし同じ番号のカードに2つの呼び方が付いている商品が複数あり、名称は定まっていないようです。当時の正式な呼び方は分かりませんでした。
そういうわけで、図鑑では光り方による区別はしていません。どちらも同じ番号のプリズムとして扱っています。
パート3の「ゴールドエンボス」8種
パート3にだけ入っている、全面が金色のカードです。表面は文字とキャラクターが浮き出た金一色で、「Strange Fate」というロゴが入っています。裏面はフルカラーのイラストで、そちらに番号が書かれています。
収録は8種。浦飯幽助・飛影・蔵馬・桑原和真の4人が、No.127〜130 と No.131〜134 で2周する構成になっています。同じキャラクターが番号違いで2枚ずつ、という並びです。
このゴールド8種のうち、6種が手に入りました(No.127・128・131〜134)。表面・裏面の画像は図鑑のパート3に掲載しています。残りの No.129 蔵馬・No.130 桑原和真 も、手に入り次第追加します。
そして、番号が重複している
ここからが、調べていていちばん驚いたところです。
いま書いたとおり、パート3のゴールドは No.127〜134。ところがパート4の通常カードも、No.127から始まります。8枚ぶん、番号が完全に重なっているのです。
| 番号 | パート3のゴールド | パート4の通常カード |
|---|---|---|
| No.127 | 浦飯幽助(ゴールド) | 浦飯幽助(プリズム) |
| No.128 | 飛影(ゴールド) | 蔵馬(プリズム) |
| No.129 | 蔵馬(ゴールド) | 飛影(プリズム) |
| No.130 | 桑原和真(ゴールド) | 桑原和真(プリズム) |
最初は自分の勘違いを疑いました。ですが、専門店の商品登録を1件ずつ確認すると、パート4のノーマルが No.133〜168 に36枚きれいに連番で並んでいます。この並びは「パート4が127から始まる」と考えないと成立しません。つまり、重複は本物です。
面白いのは、専門店がゴールドだけ「No.129」と “No.” を付けて登録していることでした。通常のカードは「129」と数字だけ。区別する必要があったから、そう書き分けているのだと思います。
他のシリーズでは重複していない
同じアマダのPPカードで、スラムダンクの構成を調べてみました。
スラムダンクのパート2は、通常カードが No.43〜84 の42種。そしてシルバーエンボスが No.85〜92 と、通常番号の「続き」に置かれています。42種+エンボス8種=50種という構成は幽☆遊☆白書のパート3とまったく同じですが、番号は重複していません。
ということは、幽☆遊☆白書だけで起きている現象のようです。パート3のゴールドを「135から始める前提」で振ったのに、パート4が127から始まってしまった——そんな行き違いがあったのかもしれません。当時のアマダの事情は分かりませんが、この重複について書かれた資料は見つけられませんでした。
図鑑では、ゴールド側だけ「No.127」のように “No.” を付けて区別しています。
パート4の「シルバーエンボス」8種
パート4の最後、No.175〜182 に入っているのが銀一色のカードです。ゴールドと同じくエンボス加工で、キャラクターが浮き出ています。
銀一色の表面。
こちらも銀。8種そろいました。
このカード、ちょっと不便な作りをしています。銀色の面には番号が入っていません。番号が書いてあるのは裏側のフルカラー面なので、番号を確認するには裏返す必要があります。
ついでにもうひとつ。番号の入る場所はパートによって違います。パート1・2は表面のみ、パート4は表と裏の両方。統一されていません。
このシルバー8種は、専門店の在庫データにも1件も見当たりませんでした。流通量が少ないのかもしれません。
いま、どこまでそろっているか
190種のうち、掲載できているのは現時点でこれくらいです(2026年9月時点)。
| パート | 収録数 | 掲載できている枚数 |
|---|---|---|
| パート1 | 42種 | 21枚 |
| パート2 | 42種 | 41枚 |
| パート3 | 50種 | 34枚 |
| パート4 | 56種 | 54枚 |
190種のうち 150種、およそ8割まで来ました。パート2はあと1枚、パート4もシルバー8種がコンプリートしています。ゴールドも8種のうち6種まで集まりました。残っているのはパート1・パート3・パート4の抜けと、ゴールド2種(No.129 蔵馬・No.130 桑原和真)です。手に入ったぶんから、図鑑に足していきます。
パート別のページ




おわりに
集めるだけのつもりが、数が合わないところから調べはじめて、最後は番号の重複という妙な発見にたどり着きました。30年前のカードでも、まだ整理されていないことが残っているのだと分かったのが収穫です。
ゴールドは8種のうち6種、パート3も50種のうち34枚まで集まりました。残りも、手に入ったぶんから図鑑に足していきます。
もしこのシリーズについて、当時の台紙やパッケージ、発売年の分かるものをお持ちの方がいましたら、ぜひ教えてください。


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